新潟で遭難した親子が発見された小倉沢はどこ?山で迷ったらどうしたらよい?

新潟の阿賀野市で行方不明になっていた父子が、五頭連峰のコクラ沢(小倉沢)で発見されたとニュースになっています。

5月5日に日帰りの登山の予定で山に入ってから、発見される29日まで24日間もかかり、結局、ふたりとも遺体で発見されるという最悪の事態になってしまいました。

父子が発見された五頭連峰のコクラ沢(小倉沢)はどこなのか?

実際に通ったと見られる登山ルートと場所について、また、山で道に迷ったらどうしたらよいかなど調べてみました。

父子が発見されたコクラ沢(小倉沢)はどんな場所?

新潟の遭難親子の死因はなに?お母さんのコメントが悲しすぎた

新潟県阿賀野市の山に登山に出かけて遭難してしまい、発見されるまでに3週間以上の日数がかかってしまった事故が起こりました。

大勢の捜索隊も動員されていたのにもかかわらず、なかなか発見できなかったその場所はいったいどんなところなのでしょうか?

今回の遭難がどうやっておきたのか、順番にみていきましょう。

●新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と長男で小学1年の空くん(6)は5月5日に登山に出かけた。

●午後4時ごろに「道に迷ったのでビバーク(野営)する」と渋谷さんから家族に携帯電話で連絡があった。

●次の日6日朝には、「これから下山する」と再び電話があった。

●このあと連絡が取れなくなり、携帯電話がつながらなくなった。

●翌日7日に家族が警察に届けでて、捜索がはじまった。

遭難の現場となったのは五頭連峰の松平山です。地図で場所を確認してみましょう。

渋谷さん親子の行動した登山ルート・現場は・・・

渋谷さん親子の登山届けは五頭連峰の県立自然公園内の「魚止めの滝」の登山口に提出されています。

そこから松平山(標高954メートル)へ向かったとみられます。

5日午後1:30-2:00頃に山葵山と松平山の間で目撃情報があるので、おそらくは松平コースを歩き出していったのでしょう。

五頭連峰は北から松平山(953.9m)、五頭山(912.5m)、菱ヶ岳(973.5m)、宝珠山(559m)と続き、阿賀野川まで連なっています。

周辺には温泉やキャンプ場、ゴルフ場、釣り堀などの行楽施設があり、遊歩道「やまびこ通り」や、登山道も整備され、一年を通してたくさんの登山者が訪れる場所になっています。

松平コースは「魚止めの滝」の駐車場から80分ほどで山葵山へ、そして70分ほどで松平山へ到着。

帰り道は松平山から50分かけて山葵山へ、そして「魚止めの滝」の駐車場まで50分と合計しても5時間で帰ってこれる日帰りが可能な登山ルートとなっています。

松平コース
魚止め滝 駐車場 80分→ 山葵山70分→ 松平山
魚止め滝 駐車場 ←50分 山葵山←50分 松平山

五頭憩い森管理事務所の注意書きでは、本格的山岳コースとしてこのような注意書きが載っていました。

☆松平山コース(「いこいの森前の509号つきあたり魚止めの滝」駐車場)
*熟練者向き

魚止めの滝~山葵山~松平山

・山葵山まで約1時間30分(平野を一望できます)

・松平山(山野草も多くもっとも五頭らしい奥深い山の雰囲気が残っています)

5月中旬頃まで残雪が残っていることがあります。

標高1000mに近い山です。

登山の準備をしっかりし、下調べをして登りましょう。

引用元:五頭憩い森管理事務所

遭難した松平山への登山ルートはどんなところか?

熟練者向きの本格山岳コースに、小学校1年生の息子さんはかなりきつい道のり。

5月になってもとけない雪渓や残雪があって、かなり歩きにくい道だったようです。

コンビニの防犯カメラに写っていた映像だと、渋谷さん親子も1000mクラスの山に登る装備とは思えませんが、あまり山登りの経験がなかったそうです。

渋谷さん親子が登山届けを出した「魚止めの滝」の登山口は、五頭連峰県立自然公園内にある、五頭(ごず)の三滝の一つです。

動画の最初のほうに、登山届を出す箱が写っています。

遭難した親子が発見された場所

5月29日に遭難した親子2人が発見されました。

その場所は小倉沢(コクラサワ)という場所で地図の赤丸部分です。


小倉沢(コクラサワ)の場所は、かなり登山道から外れた場所でした。

おそらくは滑落して、かなり奥深くまで迷い込んでしまったのではないかと思われます。

引用元:ぶなの会

遭難してから発見されるまで3週間もの時間がかかった小倉沢(コクラサワ)は、かなり山深く、いりくんでいる地形で歩きにくい道の連続です。

親子2人でこの辺りをさまよったのかと思うと、胸がいたくなります。


親子2人の遭難事故発生から、3週間以上して発見されるという最悪の事態になってしまいました。

山で道に迷ったらどうしたらよい?

今回はとても残念な結果になってしまいましたが、渋谷さん親子がコクラ沢(小倉沢)で発見されたということは、水を求めて川に下ってきたのか、または滑落したのではないかと思います。

新潟の遭難親子の死因はなに?お母さんのコメントが悲しすぎた

遭難してしまうと心の焦りが優先してしまい、道に迷ってしまうと正確な判断をすることが難しくなってしまいます。

多くの場合、道に迷っているときに川や沢を見つけたら、それに沿って下っていけば下山できるのではないかと考えるのではないでしょうか?

登山の経験のない人はきっと下を目指してしまうと思うんです。

もし登山をしていて、道に迷ってしまったらどんな行動をしたら良いでしょうか?

●その場所から動かずに助けを待つ

●上り返して、見晴らしのいいところを探す

●マッチやライターを携帯しておいて、火事にならないように気をつけて煙をだす

自分ではどうしようもなくなっているときは、早く見つけてもらえるように自分の居場所を教えることを最優先に考えたほうがいいということです。

そして、低い山ほど道迷いの危険性が高くなるそうです。

低い山ほど、道は複雑です。

高くてメジャーな山は登山道も整備されていますが、1000m以下の低い山や里山のような山は、人の暮らしと近いので、登山道のほかに林道や作業道が多く、地図に載っていない道が無数に走っています。

こういった道に迷い込み、現在地がわからなくなってしまい遭難してしまうというケースがとても多くなっています。

新潟の親子遭難事故のまとめ

新潟でおきた遭難事故の場所はどんなところか?

そして山で道に迷ってしまったときにどうしたらよいのか?について紹介しました。

・遭難事故で発見された親子2人がめざした松平山は、熟練者がいくような登山コースだった。

・発見された場所は、登山コースからかなり外れた地点のコクラ沢(小倉沢)だった。

・山で道に迷ったら、来た道を戻るのが原則。それができないなら、見通しのいいところまで登ること。

今回は最悪の事態になってしまいました。
おふたりのご冥福を祈りたいと思います。