ロードバイクで台湾をぐるっと一周する環島(ホォンダオ)は、島国の台湾の外周を一周する旅のスタイル。
自分のペースでコツコツ距離を刻みながら、台湾の自然や人との出会いを自転車を通して感じる旅です。
台湾を一周する環島(ホォンダオ)のコース
台湾の面積は35980平方メートルあり、日本の九州とほぼ面積は似ています。
(正確にいうと九州は39906平方メートルで、若干九州のほうが大きい)
(こちらの地図はCycling Around Taiwan交通部観光局からお借りしています)
台湾の島をぐるっと大回りに周るコースが、海岸沿いルートの総走行距離約1200kmのコース。
地図に載っているのは小回りに回るコース。
それでも走行距離は866.3 kmあり、こちらのアドバイスにそって走行すると、10日間以内に完走できるように計画されている。(一日最長走行距離は115 km。平均速度20 km/Hで6時間走れば完走することができる。)
台湾の地形
まず知っておきたいのが、台湾の山について。
日本の九州と同じくらいの国土に3000m峰の200座以上あります。
日本全土では「21座」なので、いかに台湾が山国なのかがわかると思います。
台湾の最高峰は『玉山』で標高3,952m!
富士山が3,776mなので、富士山よりも高い。
これだけ山が多いということは、
環島(ホォンダオ)のコースもかなりのアップダウンがあるということになりますね。
時計回りにすすむか?反時計回りにすすむか?
時計回りか反時計回りか、どちらかを選ぶのだけれど、
台北を出発して、西部を先に行く反時計回りで走ると、難度が徐々に増していきます。
はじめの5日間くらいは徐々に体を慣らしていくつもりで。
自転車台湾一周の三大難関
第1難関 ⇒ 6日目の目の壽卡(壽峠)の登坂
第2難関 ⇒ 7日目の台東から玉里への道のり
第3難関 ⇒ 10日目の北宜公路「九彎十八拐」
だんだんとクライマックスに近づていく感じですね。
環島(ホォンダオ)するのにベストシーズンはいつ?
台湾の気候は、北部が亜熱帯気候、南部は熱帯気候に分けられます。
台湾は1年中温暖でですが、1番気になるのは雨と台風です。
3月から5月にかけては晴れの日が多く、
6月~9月にかけては台風シーズンとなり、雨の日が多くなります。
10月~11月にかけては最も過ごしやすく、
12月~2月にかけては日本の春のような気候になりますが、時々、寒波に覆われます。
7月から9月はとにかく湿度が高くて暑い。
11月-2月は雨量は少なめだけど、どんより曇る日が多い。
こうして考えるとから・・・
環島(ホォンダオ)にベストシーズンは、
☆3月~4月
☆10月
ということになります。
環島(ホォンダオ)する自転車の調達方法
台湾はレンタルサイクルが盛んです。
台湾最大の自転車メーカー「GAIANT」はレンタル専門のお店があります。
レンタル費用も安く、ヘルメットなどもレンタルすることができる。
日本から飛行機でもっていく手間を考えると、とてもお手軽に借りることができます。
環島(ホォンダオ)ブームのきっかけになったおススメ映画
①まずは環島(ホォンダオ)の雰囲気を味わってみたいという方にお勧めの映画は・・・
『練習曲』
(2007/108分/カラー) 2007年台湾映画興収 第1位
監督:チェン・ホァイェン(『悲情城市』(撮影)) 出演:イーストン・ドン(「ハチミツとクローバー」)
大学卒業を前に、聴覚障害を抱える青年ミンシァンは高雄から自転車での台湾島1周の旅へ出る。美しい台湾の風景、その旅中で出会う人々は彼に新たな気持ちを生じさせていく。ホウ・シャオシェン作品で知られる名カメラマン チェン・ホァイェンが台湾、そして起伏に満ちた人生への万感の思いを込めた郷愁を誘うロード・ムービー。
②台湾のサイクリングロードと瀬戸内海の広島~愛媛を結ぶ「しまなみ海道」を舞台にした映画。
『南風』2014年
今、最も近い外国。人気急上昇の台湾を舞台にしたロード・サイクリングムービー。
『千と千尋の神隠し』の舞台と言われる『九份(キュウフン)』、台湾のベニス『淡水(タンシュエ)』、風光明媚な景色が楽しめる湖『日月潭(リーユエタン)』など台湾の魅力あふれるスポットが数多く登場!
環島(ホォンダオ)まとめ
自転車でぐるっと周る台湾の旅・環島(ホォンダオ)は、
自転車ならではのスピード感で実際に風を感じたり、気の向くままな自由の旅にとっても向いている。
もちろん自分の体力や自転車に関する知識はあったほうが良いけれど、
こんな旅のスタイルを目標にして、日々の運動や体力つくりを計画しても楽しい。
10日間とか、まとまって時間の取れない場合は、
半周ずつとかに分けて台湾に行ってもいいかなと思いました。