ロードバイクをはじめようかと調べ始めると、おなじモデルの中にコンポ―ネントがいくつもあってわかりにくいですよね。
そして、コンポってなに?!さっぱりわからん!!という初心者だったわたし。
よくみると値段差もあるし、自分に合うコンポはどれか?
ロードバイク初心者向けのコンポを見つけるべく、数あるコンポをリサーチしてみたので紹介します。
コンポーネント(コンポ)ってなに?
ロードバイクのコンポは、変速機やギア歯などの自転車を動かす【駆動系】と【ブレーキ系】を両方あわせてコンポーネントと呼びます。
ロードバイクの動かす主要パーツ全8点で構成されています。
ロードバイク用コンポーネントは日本のSHIMANO(シマノ)とイタリアのCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)が大きなメーカーです。
シマノとカンパニョーロはどこが違うか?というと、トータルの性能面からみると同じくらいの実力と言われています。
実用性ならばシマノといわれ、部品の互換性や部品の入手のしやすさといった面があります。
趣味性の高さではカンパニョーロといわれ、仕上げの美しさやカーボンやチタンの使い方が優れているといわれています。
シマノとカンパニョーロのコンポの違い
シマノとカンパニョーロの目指すコンポは根本的に違いがあります。
シマノが目指すのは「ストレスフリー」
シマノのコンポは上級になるほど使い勝手がスムースになります。
105が 「カチャ」なら、
アルテグラは 「カシュ」、
デュラエースなると 「スチャ」
って感じで、どんどん軽くスムースになっていきます。
カンパニョーロが目指すのは「硬派」
こちらはシマノとは逆にグレードが上がるにつれて、
「カチッ」「バチン」という硬い操作感になっていきます。
急勾配の坂道やスプリントタイムを競ってカラダが極限状態になっているようなときに、指先に伝わる確かな感覚と耳に届く「バチン」という音で、「ちゃんとシフトできた!!」という感覚を伝えようとしているのだと思います。
車でたとえるのならば、シマノがオートマ車で、カンパはマニュアル車のイメージです。
シマノかカンパニョーロを選ぶときは、
スムースにストレスなくライディングを楽しみたいならシマノ。
クセがあるマニュアルで走ることがおもしろいならカンパニョーロ。
おおまかにはどちらをこんな感じでどちらを選ぶかが決まってくると思います。
(もちろん予算はありますけどね^^)
シマノのコンポーネント
シマノは日本が誇る世界最大の自転車パーツメーカーです。
シェアもトップで、レース用から廉価版まで幅広いラインナップがそろっています。
日本ブランドなので、補修パーツなどもすぐ手に入ります。
SHIMANOのコンポは上のグレードから、
DURA-ACE(デュラエース)、
ULTEGRA(アルテグラ)、
105(イチマルゴ)、
TIAGRA(ティアグラ)、
SORA(ソラ)、
CLARIS(クラリス)がラインナップされています。
DURA-ACE(デュラエース)
DURA-ACE 9000シリーズ、
DURA-ACE 9070シリーズ(電動)
DURA-ACEは、最上位のプロ向けのコンポで、超軽量かつ高耐久性を誇ります。
価格も高価なので、趣味で楽しむロードバイク向きではないです。
フロント2枚とリア11枚の22 speedです。
ULTEGRA(アルテグラ)
ULTEGRA 6800シリーズ
ULTEGRA 6870 Di2シリーズ(電動)
ULTEGRAは、最もコストパフォーマンスに優れたコンポです。
趣味として積極的にロードバイクを楽しむには最適なコンポで十分な性能を持っています。
初心者さんのロードバイクとしてはやや贅沢かもしれません。
初心者さんには1台目はTIAGRAか105を選び、2台目はにULTEGRAがおススメです。
フロント2枚とリア11枚の22 speedです。
105(イチマルゴ)
105は初めてのロードバイクには最適なコンポだと思います。
値段も手ごろで、なおかつレースに参戦できる性能を持ったコンポです。
下のグレードのTIAGRAが登場してから、105の存在価値が薄くなってきています。
そのため上のグレードのULTEGRAや下のグレードのTIAGRAに比べると見かけるのが少ないです。
フロント2枚とリア10枚の20 speedです。
TIAGRA(ティアグラ)
TIAGRAは、初めてのロードバイクのコンポとしては十分な性能を持っています。
上のグレードに比べると重量・操作感には明らかな差がありますが
趣味としてのレースに出るための最低限の性能を持ったコンポです。
フロント2枚とリア10枚の20 speedです。
SORA(ソラ)
SORAは、レース向きというより、タウン・シティーユース向けのコンポです。
性能面では上のグレードと大きな差があります。
フロント2枚とリア9枚の18 speedです。
CLARIS(クラリス)
CLARISは、SORAよりもさらにグレードが下がるコンポです。
SORAと同じくタウン・シティーユース向けのコンポです。
フロント2枚とリア8枚の16 speedです。
カンパニョーロのコンポーネント
イタリアのレース用ギアの頂点にあるブランドで、古くからサイクリストの憧れであるカンパニョーロ。
レースにかける情熱は熱く、カンパニョーロのラインナップは全てが純レーシングコンポであること。
操作性と品質の高さが一貫していることが魅力になっています。
カンパニョーロのコンポは上のグレードから、
Super Record EPS|スーパーレコードEPS(リア11速/電動)
Super Record|スーパーレコード
Record EPS|レコードEPS(リア11速/電動)
Record|レコード(リア11速)
Chorus EPS|コーラスEPS(リア11速/電動)
Chorus|コーラス(リア11速)
Athena|アテナ(リア11速)
Veloce|ベローチェ(リア10速)
Super Record|スーパーレコード
バリバリのレーシングコンポの頂点を極めたシリーズ。
最高級の素材と技術を導入する、レコードのさらに上をいくスーパーレコードが復活。
最軽量をほこるモデルです。
電動コンポが設定されています。
Record|レコード(リア11速)
レーサーの憧れのコンポ。数々の勝利の栄光を勝ち取ってきたトップグレードです。
電動コンポが設定されています。
Chorus|コーラス(リア11速)
レースでも十分活躍する本格派のコンポ。
シマノ・デュラエースのライバルとされるコーラス。
電動コンポが設定されています。
Athena|アテナ(リア11速)
11速コンポのベースモデル。
Veloce|ベローチェ(リア10速)
カンパのエントリーモデル。
初心者さんにおすすめコンポネントは…
日本で販売されている完成車のロードバイクは、シマノのコンポが搭載されていることが多いですが、そのストレスフリーの乗りさすさから、初心者さんにはおススメのメーカーです。
エントリーモデルとして選ぶのであれば、シマノの105やTIAGRA(ティアグラ)のコンポから始めてみるのもいいと思います。
わたしは迷った末、ULTEGRA(アルテグラ)を選んびました。
リア11枚ということで、後々の乗せ換えがしやすい点が選んだ理由です。
コンポを選ぶとおおよそのロードバイクの価格も決まってくるので、予算も立てやすくなります。
参考にしてみてくださいね♪